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結論から言えば、ステップワゴンは使い方によって旧型のほうが魅力的に感じられる場面があります。現行の6代目は上質さや静粛性を高めていますが、5代目までの「道具としての鋭い利便性」を重視するユーザーにとっては、旧型が有力な選択肢になります。
特に、狭い駐車場での荷出しを助ける「わくわくゲート」や、路地裏でも扱いやすいスリムなボディサイズは、旧型ならではの大きな魅力です。この記事では、4代目RK型や5代目RP型の実力、そして気になる中古車選びの注意点を詳しく解説します。読み終える頃には、あなたのご家庭に本当に必要な一台がどちらなのか、判断しやすくなるはずです。
編集長T.A

最新の技術が投入された現行モデルがある一方で、あえて「一世代前が良い」と検索される背景には、単なる予算の都合だけではない深い理由があります。それは、日本のミニバンユーザーが長年求めてきた「機能美」が、旧型モデルに凝縮されているからです。
ここでは、なぜ旧型が今なお市場で高く評価され、中古車として指名買いされるのか、その論理的な背景を多角的に分析していきます。特に「日本独自のインフラへの適応」という視点で見ると、旧型の価値がより鮮明に浮かび上がってきます。
5代目(RP型)ステップワゴンを象徴する最大の発明が、縦にも横にも開く「わくわくゲート」です。現行型には採用されていませんが、この機能こそが旧型を支持する大きな理由となっています。
都市部のスーパーやマンションの駐車場など、後ろに十分なスペースがない場所では、巨大なリアゲートを跳ね上げるのは簡単ではありません。しかし、わくわくゲートなら、横に350mm・610mm・830mmの3段階で開けられるため、状況に応じて荷物の出し入れがしやすくなります。ホンダの公表値でも、最大開口時の後方突出量は760mmに抑えられており、壁際でもアクセスしやすい設計です。

編集長T.A
現行型は電動パワーテールゲートで利便性を補っていますが、物理的に「後ろが狭い場所で開けやすいか」という点では、わくわくゲートならではの機動力があります。この実用性の差が、旧型への根強い人気に直結しています。
日本の道路事情において、全幅1,700mm以下に収まるスリムなボディは、ドライバーの精神的な余裕に大きく寄与します。現行の6代目は全幅1,750mmとなりましたが、4代目(RK型)や5代目(RP型)の標準系ガソリン車は、いわゆる5ナンバーサイズに収まるモデルが選べます。
たった55mmの差と思うかもしれませんが、狭い住宅街でのすれ違いや、左側に電柱が迫るシーンでは、この数センチが心理的な壁となります。特に「ミニバンの運転は大きく感じて不安」という方にとって、旧型のスリムなボディは車両感覚を掴みやすく感じられるため、安心材料になりやすいのです。

機械式駐車場の中には、今でも幅1,700mm以下を目安とする制限が設けられている場所があります。そうした環境にお住まいの方にとって、旧型は単なる選択肢ではなく、駐車環境に合いやすい現実的な候補となるのです。
中古車として最も魅力的な5代目(RP型)ですが、購入前にチェックすべきポイントを整理しておきましょう。5代目の最大の武器は、低回転から力強さを発揮する1.5L VTECターボエンジンです。ホンダも発売時に「常用域で2.4Lエンジン並みのトルク」をうたっており、坂道や高速道路でも余裕のある走りが期待できます。
一方で、わくわくゲート特有の「左右非対称デザイン」や、リア中央にある「縦の分割線」が気になるという声もあります。ここは実用性とデザインのトレードオフです。また、初期モデル(2015〜2017年頃)を検討する場合は、先進安全装備のHonda SENSINGが装着されている個体かどうかを必ず確認してください。
5代目は中古車として幅広い年式・仕様から選びやすい世代です。高年式のハイブリッド車からお手頃なガソリンターボまで選択肢があるため、自分のライフスタイルに合ったパワートレーンを見極めることが重要です。
ステップワゴンの歴史は、いかに効率的な「箱」を作るかという挑戦の歴史でもありました。現行型がリビングのような「心地よさ」を追求したのに対し、旧型はガシガシ使える「道具感」に秀でています。ここでは、その機能性の核心に迫ります。
特に、家族での移動だけでなく、趣味や仕事、さらには介護など、多目的に車を使いたいユーザーにとって、旧型が提供する「パッケージングの妙」は、現代の車が忘れかけている大切な要素を思い出させてくれます。
現行の6代目では、タイプ別設定でメモリー機能付きパワーテールゲートが用意されています。好みの位置で停止でき、後ろが狭い駐車場でも荷物を積み込みやすいのが特長です。一方で、旧型のわくわくゲートと比較すると、その性質は大きく異なります。
現行型はあくまで「上開き」を便利にするための機能ですが、旧型は「横から開ける」という全く別の選択肢を提示しています。重い荷物を抱えたまま片手でサブドアを開け、車内に潜り込むように荷物を置けるスピード感は、電動ゲートが開くのを待つ時間とは対照的です。一方で、上開きのテールゲートは雨よけとして役立つ場面もあります。
わくわくゲートの真骨頂は、動作の少なさにあります。「ゲートを開ける→荷物を載せる」という一連の動作が、旧型なら最小限のスペースと力で完結します。この「手軽さ」こそが、忙しい子育て世代から「旧型のほうが良い」と支持される理由なのです。
ステップワゴンは、車中泊にも向く室内アレンジを備えています。現行型もフラットな空間を作れますが、旧型(特に5代目)は「リアゲートからの出入り」という点で独自のアドバンテージがあります。
夜中にスライドドアを大きく開けると、周囲への音や冷気が気になることがあります。しかし、わくわくゲートならサブドアから「勝手口」のように出入りしやすいのです。また、3列目を床下に格納すれば、段差の少ない広いスペースを作りやすくなります。
もちろん現行型も静粛性や快適性に配慮されたミニバンですが、フィールドでの「使い勝手の柔軟性」という点では、わくわくゲートを備えた旧型に魅力を感じる方も多いでしょう。
編集長T.A
ステップワゴンの居住性を支えるのが、独自の低床設計と3列目「マジックシート」です。多くの競合車が3列目シートを左右に跳ね上げるのに対し、ステップワゴンは4代目(RK型)から一貫して床下格納方式を採用しています。
この方式の最大のメリットは、シートを格納した際に「横の出っ張りがない」ことです。これにより、室内幅を活用しやすく、大きな家具や自転車、車いすなども積み込みやすくなります。現行型でも3列目分割床下格納シート〈マジックシート〉は受け継がれています。以下の表で、新旧のサイズ感を比較してみましょう。
| 項目 | 4代目(RK型) | 5代目(RP型) | 6代目(現行型) |
|---|---|---|---|
| 全幅(mm) | 1,695 | 1,695 | 1,750 |
| 室内長(mm) | 3,095 | 3,220 | 2,845 ※ |
| 3列目格納 | 床下格納 | 床下格納(分割可) | 床下格納(分割可) |
※現行型の室内長は測定基準が異なるため、旧型の数値と単純比較しにくい点に注意が必要です。
注目すべきは、5代目の室内効率の高さです。全長を抑えつつ、最大限の室内長を確保しているため、荷室の奥行きにはかなりの余裕があります。この「外は小さく、中は広く」というホンダの思想が最も色濃く出ているのが、旧型モデルの魅力なのです。
旧型ステップワゴンの利便性に惹かれ、乗り換えを現実的に考えているなら、まず今の愛車がいくらで売れるかを把握することが成功への第一歩です。ディーラーの下取りよりも、複数の買取店が競い合う車一括査定を利用するほうが、数十万円も得をするケースが珍しくありません。高値で売却できれば、その分ワンランク上のグレードや、状態の良い高年式の旧型を狙うことができますよ。
もし「できるだけ早く今の車の査定額を知りたい」という状況なら、カービュー等の従来からある車一括査定がおすすめです。申し込んだ直後から買取店と直接交渉ができるため、最高速で最高値を引き出せる可能性があります。
一方で、「まだ検討段階だし、いきなり電話が鳴り止まなくなるのは困る...」という方には、個人情報の入力無しで愛車の最高値がWeb上で確認できるマイカースカウトがおすすめです。
編集長T.A
車は買って終わりではありません。毎月のガソリン代や、毎年の税金など、維持費の現実を知ることは、後悔しない車選びにおいて不可欠なステップです。旧型ステップワゴンには、家計に優しい「経済的な仕掛け」がいくつも隠されています。
ここでは、ガソリン車とハイブリッド車の性能差や、意外と知られていない税制上のメリットについて、具体的な数値を交えて解説します。賢い選択をするためのヒントをここで掴んでください。
5代目の購入を考える際、最大の悩みどころがパワートレーンの選択です。5代目後期では、2モーターハイブリッドシステム搭載車が「e:HEV」の名称で展開されました。e:HEV SPADA G・EX Honda SENSINGなどでは、WLTCモード燃費20.0km/Lを実現しています。
対して、1.5L VTECターボ車は、燃費こそハイブリッドに譲りますが、車両価格の安さが大きな魅力です。また、このターボエンジンは203N・mの最大トルクを低回転域から発生させるため、多人数乗車でも力不足を感じにくい走りが期待できます。
予算を100万円以下に抑えたい場合、4代目(RK型)が有力な候補になります。搭載されている2.0L SOHC i-VTECエンジンは、整備履歴を確認しながら選びたい実用的なユニットです。走行距離が大きい個体も珍しくないため、オイル交換履歴や冷却系を含む点検記録を重視しましょう。
※2026年時点では、最終型でも10年超となる世代です。RK型は「ステップワゴン史上最もスクエアで室内が広い」と評されることもあるモデルですが、中古車として選ぶ際は、CVTの滑らかさやスライドドアのモーター、エアコンの効き具合を重点的にチェックしてください。状態の良い個体を選び、必要な整備を行えば、実用重視のミニバンとして長く付き合える可能性が高まります。
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5代目(RP型)のガソリン車を選ぶもう一つの隠れたメリットが、「排気量による自動車税の差」です。日本の自動車税は排気量区分によって年額が変わります。
初回新規登録が2019年10月1日以降の1.5L以下の自家用乗用車は、自動車税が年額30,500円です。一方、1.5L超〜2.0L以下では年額36,000円となります。2019年9月30日以前に初回新規登録された車両では、それぞれ34,500円と39,500円です。登録時期をそろえて比較すると、1.5L車のほうが年間5,000〜5,500円ほど税負担を抑えられます。
「1.5Lだとパワーが心配」と思うかもしれませんが、ターボの力で日常域の力強さを確保しつつ、税制上は1.5L以下の区分に収まる。この「合理的なパッケージ」が、旧型ステップワゴンを経済面でも魅力的なミニバンにしているのです。
旧型の魅力は理解しつつも、やはり10年、15年と乗る際の経年劣化や故障リスクが不安…という方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめなのが、カーリースという賢い車の持ち方です。まとまった頭金や毎年の自動車税、さらには車検代まで全てコミコミで月々定額にできるため、家計の管理が非常に楽になります。最新の安全装備を備えた新型モデルも、リースなら月々の支払いを抑えて乗ることが可能です。「長く、安心して、定額で」ミニバンライフを楽しみたいなら、ぜひ一度検討してみてください。
月々定額のカーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】
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ここまで旧型のメリットを中心に解説してきましたが、最終的な判断は「あなたの家族がどう使うか」に集約されます。現行型は確かに素晴らしい車ですが、旧型にはそれに勝る「個性的で具体的な解決策」が備わっています。
最後に、使用シーン別の推奨モデルを整理しました。どちらを選んでもステップワゴンは素晴らしいパートナーになりますが、より「後悔しない」ための最後の一押しをお届けします。

年に数回、おじいちゃんやおばあちゃんを乗せて3世代で旅行に行くような場面では、3列目シートへのアクセス性が重要です。現行型は2列目シートの左右スライド機構が充実しており、中央に通路を作ることで3列目へ行ける「ウォークスルー」が便利です。2列目の乗り心地そのものを重視するなら、タイプによってはオットマンも選べる現行型に魅力があります。
しかし、3列目への動線を柔軟にしたいなら、やはり旧型(5代目)のわくわくゲートです。スライドドアから乗り込む場合、どうしても2列目に座っている人に配慮が必要な場面がありますが、わくわくゲートなら後ろからサッと乗り降りしやすいため、動線を分けやすくなります。これは、チャイルドシートを2つ装着して2列目が動かしにくいご家庭などにとって、便利に感じられるポイントです。
改めて、5代目(RP型)を選ぶべき人の特徴をまとめました。これらに当てはまるなら、あなたは「旧型のほうが良い」と確信を持って選ぶべきユーザーです。
これらの要望は、現行型では「上質な快適性」へと重心が移ったため、今や旧型でしか手に入らない貴重な価値となっています。
一方で、何よりも「事故を防ぐ力」や「長距離ドライブの疲労軽減」を最優先にしたいのであれば、現行型(6代目)は非常に有力です。現行型には、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)など、旧型にはない運転支援機能が用意されています。
また、車内の静粛性や乗り心地についても、現行型は快適性を重視した仕立てが特徴です。「道具としての便利さ」よりも「移動中のゆとり」を重視するなら、新型は価格に見合う価値を感じやすい一台と言えるでしょう。

今回の内容が、愛車選びの参考になれば幸いです。もし具体的な検討に入るなら、まずは今の愛車の買取相場を調べておくと予算が立てやすくなりますよ。
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執筆:素敵な車&ドライブ情報ガイド編集部
編集長T.A

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